皆さんこんにちは、ワンドロップのともです。数あるアウトドアの道具の中から我々ワンドロップガイドが自信を持ってお勧めする道具をご紹介していきます。
ただのネタとして時間のあるタイミングで見ていただければ幸いです。ちょっとくらいなら参考にしていただいても結構ですよ。
バックカントリー、登山、キャンプ、パックラフト、などなど。
今の日本では数多くのアウトドアを楽しむことができますね。そしてほとんど全てのアウトドアアクティビティで何らかの道具を使用します。
その道具の数と言ったら・・・とんでもない種類があり特徴があります。値段の幅もとても広い。
じゃあ、何をどう選んだらいいの!?ってことで、我々の個人的な見解100%で書いていきます。
キャンプ場でキャンプする時の焚き火にはどんな道具がいい?登山で携帯するストーブは?
説明書に書いてあることやメーカーの売り文句を伝えるわけではなく、自分たちが何で良いと思ったのかを率直に書いていきます。
レクリエーショナルユーザーが分かりやすい言葉と内容で書いていきます。
ということで、第1回「トモ」スタートです。
今回私「トモ」がご紹介する道具はビーコンです。アバランチトランシーバーとも言いますね。
私、冬の主な仕事はバックカントリーガイド、雪崩講習会講師です。常日頃から様々なビーコンを見て触って使ってみて思うことを書いていきます。
★自分のビーコンをたくさん練習して精度を上げる。使いこなすこと、そして自分のビーコンを信じること。
どのメーカーどの機種がいいかの前にこれが大切です。どんなに優れた機種でも持っているだけで見つけてもらえる見つけられるわけではありません。
今販売しているビーコンは、はっきり言ってどのメーカーどの機種でも極端に安い機種でなければ精度の高い捜索能力を発揮してくれます。でもそれは、使えるからこそ精度の高い捜索ができるわけです。
もちろん古い機種はよくありません。特に10年を超える機体は経年劣化による電波障害も起こりえます。
古いビーコンのテストをした時の話ですが、新しいビーコンの複数捜索機能(マーキング機能)で古いビーコンの送信電波を受信しないことがありました。
10回中3回拾わなかったです。もう致命的ですね。古いビーコンをお持ちの方はそれを大切な思い出の1品として、雪山に携帯するのは新しいビーコンにしましょう。
さて本題、私の道具としてのビーコンのお薦めは、BARRYVOX S –バリーボックス エス– マムート製品です。
やっぱりなーと思いましたよね。そう、やっぱりなんです。比べてみてもやっぱりこれなんです。
①捜索帯域幅が圧倒的に広い。
これは、広い雪原などで送信ビーコンを1つ置き、色んなビーコンを持って横一列で並び反応しなくなるまで進んでみると分かります。
抜群に広いエリアをカバーし、なおかつ遠い距離でも精度が高いので必然的に捜索時間が短くなります。短い捜索時間は命を救う確率を上げます。
大体説明書に書いてある数字くらいの距離よりも短くなることが多いのですが、電池満たんの状態では最大で約80mくらいまで電波を拾うことができました。
これは、旧モデルや他メーカーと比べると10m~40mくらいの差が出ました。とてもとても大きな差だと感じます。
②音が分かりやすい。
BARRYVOX S の音はとても分かりやすい。特に電波曲線に乗っている時と乗っていない時のビープ音の違いは明朗です。
音声捜索ガイダンスにより、ディスプレイを見ないで直感的な捜索が可能になります。音の強弱がはっきりしているんです。
これは、視線を上に向けることができるし、現場の地形を今まで以上によく見ることができ捜索者のリスク軽減にも繋がります。
はっきりと音が強くなる。弱くなる。この違いが分かることが大切です。ディスプレイの矢印が迷っている時ってありますよね。
数字が順調には小さくなっていかない時ありますよね。その時は音があなたを埋没者へ導いてくれるはずです。
ビーコンの音が分かりやすい。それはとてもシンプルだけど重要な要素で選ぶ基準になります。
第1回ということもあり前置きも長くなり、全体に長くなったので今回はここまでとします。
第2回に続きます。
ではでは~
ガイド:とも